CeBit見聞録

３月１５日からドイツのＣｅｂｉｔ展示会場に来ている。この展示会、ＩＴ関連で世界最大の展示会で、今までも来ることを試みてホテルが取れなくて断念していたが、今回急にホテルに空きができて初めてくることになった。ドイツ訪問も初めてで、こういう初めて国や町を訪問するのはほんの少しの不安と心地よい緊張感、ワクワク感があってとってもいいものです。

このＣｅｂｉｔ、巨大と聞いていたが本当に巨大。全部で２４個の展示場で構成され、それぞれが大きいもので「千葉の幕張メッセ」と同じような大きさで、これが２４個もあるのだからスケールの大きさは想像つくと思う。６０００社が出展しているという。

この展示会、家電の白物以外はほとんど全てのジャンルの情報通信、ＩＴ関連の商品が展示されているが、弊社はモバイルに関連したビジネスに特化しているので、当然興味はその方面になる。以下、簡単に紹介。

１）ＲＦＩＤに関連するスペースがかなり多く割かれていた。きくところによると、欧州では来年くらいからＲＦＩＤが実用化の段階に入るとのことである。ＣＦやＳＤ型のUHF,HFリーダーライターが数多く出展されていた。

２）BluetoothもヘッドセットやA2DP搭載アダプターなど、めちゃめちゃ多くのブースで展示デモされていた。特別に目新しいものはないが、Parrotが60Wという大音響でBluetoothスピーカーをデモしていた。

３）デジタル画像を保存するフォトフレームがやたらと多く（２０ブースくらいで）展示されていた。静止画像、動画、ＭＰ３をＳＤなどをさして再生するものだが、これにBluetoothやWiFiインターフェースを持ったもの、17"という大型のものまで、様々な種類の写真立てがデモされていた。

４）欧州という地域性もあってか、やたらとＧＰＳ利用のナビゲーションシステムの展示が目立った。

５）弊社が代理店をしているいくつかのメーカーが出展していた。

Parrot:

＊高級感のあるフォトフレームが数多く出展されていた。前述のように２０社以上がデジタルフォトフレームを出展していたが、中でもＰａｒｒｏｔのは高級感があっていい。

＊６０ＷのＢｌｕｅｔｏｏｔｈスピーカー。なかなか迫力がある。

＊ＭＩＮＩＫＩＴをはじめとしたクルマ関係のハンズフリーユニットを大々的にデモしていた。

ＨＡＩＣＯＭ：

各種ＧＰＳレシーバーを出展。ＳＤスロットから電源を取得、ＧＰＳとＰＤＡの接続はBluetoothというユニークな商品が展示されていた。

baracoda：

baracodaはBluetooth利用のRFIDリーダー（IDBlue）やバーコードリーダーを展示デモしていたが、このラインアップとは別にBluetooth技術を生かしたコンシューマー製品にも事業を拡大したようで、例えば10cm角くらいの大きさのキュービック型 のBluetoothスピーカーを商品化していた。

AM-Tech:

AM-Techでは欧州市場でのビジネスを広げるために欧州に子会社を設立した。この展示会でもプリンターメカやMobile Pro Spectrum、タクシー向けの小型プリンターなどを手広く展示しており、引き合いがかなりあるとのこと。日本でもタクシー向けのプリンター売れるはずだといってましたが・・・