最近、言葉の使い方が、それを聞いた人の行動を良くも悪くも変えるという事柄に出会った。
いいほうは、この間のワールドカップ出場権を賭けた日本とオーストラリアのサッカーで日本が出場権を得た時の渋谷における出来事。テレビでも盛んに取り上げられた「DJポリス」の巧みなアナウンスは集まった多くの若者の心をひきつけたこと。普通なら、警察の取り締まりに対して抵抗する行動をとるのが一般的なところが、警察と群衆が一体になるという、何とも不思議な現象。
一方で、悪い例は、復興庁の役人のツイッターでのつぶやきの話。復興庁と市民との対話集会での話で、ある参加者が「何をグズグズやってるんだよぉー。早くやれよ!」と罵声を浴びせられたある役員が、その場ではムッとしながらも言葉を抑えたが、自分一人になっときに、その感情を抑えきれずに「左翼のクソども・・・」と発して大きな問題になった。決してこの人を擁護するわけでもなく、もともとこの方はそういう品性も思いやりもない人だとは思うが、それでもひとつ思うことは、同じ相手をしかるのでも罵声を浴びせるのではなく、もうすこし感情をを抑えた表現であれば、聞く人の反応ももう少し違ったのかなと。。。
このように、言葉の使い方というものは非常に大事で、「感情をコントロールして話する」ことと、「それを聞いている人がいるということを意識して話す」ことが、キーだと思う。
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