米国ではサブプライムローンで銀行がガタガタの状態だが、そのなかでも業績を伸ばしている銀行があるという。
「ウェルスファーゴ」という銀行で、以前は業界第5位であったが、最近は二位になったと新聞は伝えている。
その理由は「徹底した顧客中心」が社是で、この社是を愚直に実践していることだそうだ。どんなことを実際に実践しているかはわからないが、サブプライムローンにも手を出さず、証券化業務もやらなかったようだ。
一方、ある雑誌で読んだのですが、箱根に「ガラスの森」というベネティアガラスを販売している店があって、ここが徹底した顧客中心主義で開業以来ずっと高い入場者数を保っているとの事。
店長も従業員も全員が全ての来場者、お客を乗せてくるタクシーの運転手さんにも、元気な声で「ありがとうございます」と声をかけるとの事。商売も上手で、驚いたのはお客さんを載せてくるタクシーの運転手さん全てに300円を手渡しているそうな。箱根でタクシーを利用するお客さんにこのことを話するタクシーも多く、結果的に「口コミ」となってそれが好調な入場者数につながっているようです。いわゆる「エビでタイ」というしたたかな経営。
しばらく続きそうな不況を乗り越えるにはやっぱり経営の原点である「顧客中心」に帰って、本物の顧客中心で経営すれば顧客はついてくるということかも・・・
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