当時書いていた様々な記事を読み返して気づいたのは、世の中の状況が様々な分野で良くなるどころか益々悪くなっていることです。
日本を取り巻く厳しい国際情勢、完全に機能不全に陥ってしまった日本の政治。
そして、世界はますますグローバル化、ボーダーレス化していくというのに、その大きな流れに逆行して益々内向き思考になっていく日本人。
暗い話ばかりで、特に日本人は自虐的に物事を考える傾向があるようですが、世界的にみると日本も捨てたものではないというデータもあります。
それは昨年8月に米国のニューズウィーク誌が掲載した「世界で最もいい国」ランキングです。
このランキング、生活のクオリティ、経済のダイナミズム、医療、教育、政治の5つの角度からランキングをつけたものですが、医療の分野は1位を獲得。
あと教育5位、経済のダイナミズムが10位、生活のクオリティ13位と続くのですが、政治は23位とかなり低くなっています。結果、日本は総合的に9位ですが、日経新聞によると「人口が5000万人以上の国に限ると総合一位」です。
このデータをみると、政治がまともなものになれば日本はかなりの上位にランキングされる訳で、我々ももっともっと自信を持って、明るい気持ちを持ち続けながら外向きに日々を過ごすことが大事のようです。
さて今年はどんな年になるでしょうか。
少なくとも言えることは、今年はいろいろな局面で、「底をうった」ということではないでしょうか。
政治の世界も今よりも(混乱はあっても)悪くなることは考えにくく、アメリカも日本も年末年始の小売の売り上げは伸びており、今後の景気も上場企業の7割が今年の業績は横ばいか上向くと答えていて、設備投資も昨年度よりは積極的になりそう。
我が社が直接的に関与するIT分野では、昨年のスマートフォン元年が今年は本格的にスマートフォンが一般消費者に普及します。
この普及に伴って、企業におけるスマートフォンの業務利用も本格化することは間違いなく、昨年の種蒔き活動が今年は刈り取り作業に入るのも間違いありません。
この様に今年は少しは明るい年にできそうな感じではあり、ましてやウサギ年。
ウサギ年はいい年になっているという過去の多くの例もあるようですので、ウサギの耳のように敏感にお客様の声、市場の声、世の中の動きを敏感に聞き取って、ウサギのように脱兎の如く行動すればいい結果が生まれると思いますので、希望を持って本当にいい年にできるように頑張りましょう。
今年もよろしくお願いいたします。
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