景況感が急速に悪化してきている。
個人消費が前年割れ。これは10年以上前の山一が破綻したとき以来で戦後で2回目とのこと。
学生の内定取り消しが相次いでいる。
企業でのレイオフが加速している
鉱工業生産指数が前年割れ
自動車販売台数の大幅激減
倒産件数がこの10,11月で急増。
これらのことが、急激に起きている。
厄介なのは、今回の不況が世界規模の金融危機がきっかけになっているので、いつこの不況から脱却するのかまったく検討がつかないこと。
いやはや大変な時代に突入した。
しかしながら、「ピンチのときにこそチャンスがある」という言葉が今ほど生かされるときはないのではないのではないか?
弊社が関わっている事業に関して言えば、「モバイル」がピンチを救うキーワードだとおもう。
とかく日本は労働生産性が先進国に比べて大きく劣っているといわれている。特に時間の使い方。都市では平均1時間といわれる通勤時間の無駄、営業マンがお客様と面談している時間は一日の時間のわずか2割という非効率。
これまでもこのような生産性の向上には「モバイル」といわれてきたが、それほど浸透しなかった。その一因はモバイルデバイスのセキュリティに対する不安や、使い勝手の悪さ、不十分な性能などがあった。
しかしここに来て「スマートフォン」という市場が急速に拡大している。それに加えて「ネットブック」という5万円をるノートパソコンの普及。これらのモバイルコンピュータを駆使すれば様々な生産性があがることは間違いない。
今回の思いがけない世界規模の不況が無くても、市場の伸びが大きく期待できない状況では少ない努力、少ない時間で大きな成果を挙げることが必須である。
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