この20日、米国初めての黒人大統領が誕生する。
そのオバマ氏が掲げた「チェンジ」。奇しくも、金融バブルの崩壊で、その変化を余儀なくされた米国。
思い返してみると、私が始めて米国に行ったのは今からちょうど40年前。
新入社員としいて入社したさる会社の社命で3ヶ月間シリコンバレーに滞在するという経験を持った。
アメリカ人の陽気さ、明るさ、親密さ、合理的な考えかた、ライフスタイルなどに魅せられて、この3ヶ月の米国滞在が私の人生を変えたといっても過言ではない。
あれから40年、アメリカは軍事大国、消費大国として世界に大きな影響を与えてきたが、少なくとも消費大国アメリカは消滅してしまった。今後、どのような産業がGDPを押し上げていくのだろうか?
わかっていることは、アメリカの一極支配は終わったことと、日本や中国が大きく依存していた米国への輸出が大きく減っていくことだろう。
それでもなお、軍事、技術、文化、科学、様々な面で幅広くバランスの取れた国はアメリカを置いて他にないのも事実。
日本もこれから大きく変化するアメリカとどのように付き合っていくか、課題が大きい。
それにしても一方で「変化しない」ニッポン。
特に政治の体たらくは目を覆うばかりだ。ひとつのテーマが結論が出ずに延々と続く。。
このスピードが要求される時代にこんなことをしていたら、日本はどんどん世界から取り残されるのでは・・・という危惧をいただく。
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