人間の集団をいい方向に引っ張っていくためには「人の和」が大事です。和を尊ぶ日本人のすばらしい気質は組織で仕事するする上での「日本的良さ」のひとつだ。
ただ私は最近、この「和」を「和らぐ」の「和」ではなくて、「総和」の「和」と気が付いた。つまり、会社を構成する人々のそれぞれの力量の総和が会社の底力となるのだと。だから、マイナスの人がいると文字度通りマイナスなので、プラスに変えてもらうことになる。マイナスでもなくプラスでもない「ゼロ」の人は存在が「ゼロ」なのだから存在感を出したければ努力してプラスにするしかない。
問題はどうやって社員全員のプラスをより大きくするか、あるいはマイナスをプラスに転じさせるかだ。大きな会社であれば計画的に教育予算をとってそれぞれを磨き上げる仕組みを社員に提供できるが小さな会社はそうはいかない。であれば、自分自身で成長目標を立てて成長するしかない。そしてそれを会社として促すことのできる唯一の方法はいわゆる「信賞必罰」で、成長の跡が見られる人には「賞」を与える。こういう格差がとても大事だと考える今日この頃です。
最近のコメント