今年も残すところ後わずかとなりました。
「偽」が今年を代表する一文字になったことに象徴されるように、昨年の耐震偽造から始まって様々な嘘で塗りたくられたここ数年でした。
嘘をつかなければ事業がなりたたない事業って何だろうって考えると実に情けなくなります。そして、あらためて事業の原点は「お客様」であることを実感させられた一年でもありました。
どんな商品もサービスも、最終の使い手である「エンドユーザー」の「満足」なしでは受け入れられないという昔から言われている「顧客満足度」こそが事業の成長発展に欠かせない根本であることを改めて実感させられた一年でもありました。
来年は国内海外とも多くの波乱要素を含んだ年になりそうですが、「お客様の視点」に立った経営でこの疾風怒濤の時代を乗り越えていく覚悟でございます。
今年一年、大変お世話になりました。そして、来年もよろしくお願いいたします。
よいお年をお迎えください。
日経新聞で「来年こそ改めたい自分の正確や行動」についてアンケートをとったランキングが掲載されていたので、順番に紹介しよう。
１）整理整頓や部屋の片づけができない
２）ダイエットや運動が飽きっぽく長続きしない（３日坊主）
３）やるべきことを先送りする
４）１日の時間の使い方が下手
５）物が捨てられない
６）自分に甘く、まぁいいやと思ってしまう。
７）過ぎたことをくよくよと気にしてしまう
８）短気ですぐにかっかとして怒鳴ってしまう
９）衝動買い、浪費癖
１０）感情が顔に出てしまう。
人間誰でも欠点や弱点があるものですが、年齢を減るにつれて克服していきたいものです。
さて、みなさんはどれに当てはまっていますか？ そして、みなさんは来年は何を改めたいと思っていますか？
今年も残りわずか。今年を代表する言葉は「偽」だとか。
そしていつも高齢の「流行語大賞」。。
色々ある中で、私は「ＫＹ」という言葉が気になる。「空気が読めない」の略ということだが、周りの空気を読めない人のことを「ＫＹ」というそうだ。
今日、内閣支持率が発表され、１ヶ月前に比べて１０％も低下したそうです。防衛省の問題とか、いろいろあったけど、やっぱり年金問題に関する首相をはじめとする政府関係者の、国民の空気を読めない発言が大きく響いているように思える。
安倍さんのときもそうだったけど、福田さんも「自分がやりたいこと（給油活動再開）」を「国民が今望んでいること」に優先しているようです。もちろん給油新法は必須だが、これとは別次元の問題として年金問題が非常に重要で緊急性のある課題として取り組んでいるという姿勢が欠如しているように見える。
以前、ある記事を引用したが、トップに立つ人の資質として「自分がやりたいことより、今やらなければならないことを優先して取り組むことができること」ということがあるようだが、福田さんもやっぱりＫＹなのかな。。
我々も毎日の仕事のなかでも、人間関係を良好に保って仕事をスムースに進めるひとつのポイントとして「空気を読む」ということが大事なように思う。
みなさんの会社ではどうですか？
先日、野球で日本をオリンピックに導いた星野監督の話しが新聞に出ていた。
「勝てたのはチームの主将の宮本のおかげ。台湾遠征中に地味ではあるが若い選手をうまくまとめてみんなの力を１００％引き出した」のだと。
この宮本という男、ヤクルトの遊撃手でゴールデンクラブ賞を何度もとっているだけあって、難しいゴロをさばくのが上手だったが、その彼の言葉。「難しいゴロもできるかぎり正面で捕るようにしている。そうすればファインプレーに見えず、投手にしてみれば、打ち取ったぁ、と思い、その後も気持ちよく投げられるから」と。
この言葉、奥が深い。
普通、自分の力や実力はアピールしたいものだし、「俺が俺が」といいたくなるものだが、この宮本のようにあくまでも黒子に徹するという姿勢は「これぞほんとのプロ」を感じさせる。
我々の仕事でも、自分の実力を誇示するわけでもなく、さりげなくたんたんと仕事をこなしているような人は「かっこいい」。
自分もおそまきながら、そうありたいものです。
先日、あるセミナーに行った。インターネットを活用して獲得した新規顧客や固定客を如何にして、失わないようにするかということがテーマであった。このセミナーの講師いわく、新規顧客の開拓に要するコストは既存客を継続するコストに比べると５倍もかかるそうだ。すなたち、新規開拓も大事だが既存客を如何に失わないかがもっと大事だということ。
このセミナー、非常にわかりやすく、例えば「同じものを販売していても売れる店と売れない店がある」と。店の玄関を入ったら、店員さんが、「いらっしゃいませ」と明るく挨拶する店と、暗い感じの挨拶しかできない店、清潔感のある店と、不潔な店、いったいどっちの店が流行るだろうか？まったく、とっても簡単な答えだが、これを自社に置き換えたとき、「売れる店」のための行動を行っているかどうか？
うーーん、自問自答。
先日、楽天の三木谷さんの「成功のコンセプト」という本の紹介をしたが、実は弊社も創業当時から類似のものがある。それは「シーエフカンパニーの５つのスピリット」と題するもので、事業をしていくうえでの基本的な精神について述べている。
１）給料はお客様からもらっている!常に顧客第一で考え、行動しよう
２）ビジネスは戦争だ! 我々は常に外で敵と戦っているのだ!
３）社内には利益はない、あるのは費用だけ!全員、外に向かって仕事をしよう。
４）行動量と成果の量は比例する! 知恵と汗を流そう。
５）ビジネスは先手必勝!。「Speed is the key for success」
このうち、１）と５）は「成功のコンセプト」の２つと類似している。大きな大きな違いはこの精神、コンセプトで毎日の仕事に継続的にあたり続けているかどうかだ。「続ける」というのはとにかく大変です
楽天の三木谷社長が書いた「成功のコンセプト」という本を読んだ。楽天の急成長は次の５つのコンセプトで事業をおこなっているからと書いている
１）常の改善、常に前進
２）プロフェショナリズムの徹底
３）仮説ー実行ー検証ー仕組み化
４）顧客満足度の最大化
５）スピード！！スピード！！スピード！！
すべて、「納得」である。特に興味深かった改善の章に書かれている次のことば。「毎日1%の改善を続けると１年間で３７倍になる（－－＞＞1.01の365乗＝37）。つまり今の自分を１00として毎日1%でもいいから継続して努力を続けると１年後には３７倍の37000の力になるということ。
様々なファクターがあり、そのかなにはネガティブなこともあるのでこの数字はあくまでも計算上のことではあるが、結局のところ「継続は力なり」ということ。この一日１％の努力のぴったりする例は「英語の勉強」。英会話などでよく言われるのは「週に１回、数時間まとめてやるよりも毎日５－１０分でもいいので続けることがとても大事。」ということ。この５－１０分というのは一日活動している時間の約１％の時間にあたる。偶然かもしれないが、なるほどなぁと思う。
皆さんも自らの弱点の克服、強くなりたい部分、改善すべき点などがあったら、一日わずかの努力を継続してみてはいかが？
安倍さんの辞任で色々考えさせられることが多いが、ずいぶん昔に読んだ記事で「トップになれない８つのタイプ」というような題名の記事があった。詳しくは覚えていないが、確かアメリカのだけかが４０年以上もかけて「副社長までは行ったがそれ以上の役職にはつけなかった人に共通する性格」を調査した内容であったように思う。
覚えているもので次のようなものがある
１）攻撃性が強く、他人をぎりぎりまで追い詰めたりして逃げ場を与えることができない人
２）感情をコントロールできない人。すぐにカッとなったり、私的感情に流されたりする人
３）問題を芽のうちに摘み取れずにこじらせたりして、将来への対応ができない人。
４）他の人の動機付けができない人
５）部下を叱れない人
さてと、自分はどれかに当てはまっていないか、よーく考えてみよう。
まったく突如の辞任だった。遅かれ早かれ辞任せざるを得ないとは想っていたが、「なぜこの時期に」？この辞任劇を聞いて三つの言葉を思い浮かべた。
１）泣いて馬謖を切る
私が思うに、安倍さんの決定的なつまずきは松岡さんを斬れなかったことだとおもう。あの松岡さんのみっともない国会答弁をきいてそれでもかばい続けた、結果的に自殺に追い込んだ。あのとき、スパッとやめさせていたら、参議院選挙のあそこまでの大敗はなっかただろうし、今回のようなまったく無責任な辞任に追い込まれることもなかったと想う。
まったく対極的なのが小泉さん。あのひとは田中真紀子外務大臣をスパッと斬った。瞬間的に支持率はかなり下がったようだが、すぐ持ち直してその後ずっと50%前後の支持率をキープした。
やっぱり、ダメと思ったら、即座に決断することが肝要だなとつくづく思う。
２）「人は無能のレベルまで昇進する」
これはだれのことばか覚えていないが私が30年以上も前に聞いた言葉。例えば、課長であった人が優秀な成績を残したために部長に昇進させたが、部長になったとたんに職責を果たすことができなくなったというようなケースは多々ある。安倍さんも自民党の幹事長のころはそこそこ頑張っていたと思うが、親父さんが果たせなかった夢をどうしても果たしたいという気持ちが強く上のレベルまで行ったが、そこが「無能のレベル」だったということ。
かと思えば、「立場は人を作る」ということばもあるので、要はその人の潜在能力次第ということか。。日ごろから精進して常に上を目指す努力を継続するっていうことが大事かな。
３）蟹は自分の甲羅に合わせて穴を掘る
蟹というのは穴を掘って砂に潜っているが、その穴の大きさが大きすぎると砂に埋没してしまうので、自分の体の大きさに合わせて穴を掘るそうだ。人間の場合、背伸びするのもほどほどにしないと失敗するというたとえ。安倍さんの能力は幹事長くらいのもので、総理の器ではなかったということ。自分の実力、器量をよく知っていることが身を滅ぼさない秘訣のようだ。もちろん自分の器を大きくしてより大きな穴を掘っても大丈夫なようにするのも肝要。
と、安倍さんのことを書きながら、「私自身」に置き換えています。皆さんは？
１５年前にバブルがはじける前までは「横並び」とか「親方日の丸」とかいう言葉があって、少なくとも同業種では賃金などを中心に業績に殆ど関係なく同じという時代があった。また、ある親方の下にぶらさがっていれば安心という「いい」時代があった。
当時は「横並び主義はやめよう」とか「親方日の丸の下で安住するのはよくない」とかの批判が多く聞かれたが昨今はこの言葉は死後になったようだ。
金融業界でも業績の差によって賞与や給与の上げ下げに差が出ているようだし、親会社の下にぶらさがる子会社が安全というよりはむしろ子会社のほうが親会社より元気がいい会社が数多く見られるようになった。
この１５年前までと昨今との大きな違いがどこから来ているかというと、１５年前までは高度成長期でいけいけどんどんの「レースの時代」。１着になるか２着になるか、入賞さえしていれば賞金がもらえる時代であったから、「和」を尊ぶ日本人にしてみれば横並びがもっとも心地よかった。しかしながら現在は低成長時代になったものだから、ゼロサムといって勝つものがいると必ず負けるものが出てくるといういわゆる「ゲームの時代」。市場のパイが大きくならないのだから、誰かが大きくなれば誰かがその分ちいさくなってしまう。
にもかかわらず、こういう時代になると「格差社会」と声高に叫ぶ人が多いのは不思議だ。というか、いつの時代も批判する人はどんなことでも批判する。確かに人権とかの格差は論外だし、敗者が復活できる仕組みを確立することは焦眉の急だが、努力して成果を上げた人と、たいした努力もしない人で差がついたからといってこれを格差社会というのであればなにをかいわんやである。
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